【かちかち山】其の弐

「アイバー、あなたのそのすてきな背毛(せなげ)を見せてくれませんか。見せてくれたら私…」

「お安いごようです。L。」

アイバーは服を脱いでLに背中を向けました。

「とてもすてきな背毛(せなげ)ですアイバー。近づいて見てもいいですか。」

「もちろんです、L。

Lはアイバーの背中に近寄って火打石を鳴らしました。

「何の音ですか、L。」

「私とあなたの愛の音ですよ。」

そのうちアイバーの背毛(せなげ)に火がつきました。

「だいぶもえてきました、アイバー。」

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