Silent Sex   *SAMPLE

※R-15

キャンパス・ラブ     図書館にて。Lと月の東大キャンパス・ライフ。パラレルじゃないです。10P


「夜神くんは恋したことがないんですね」
「おまえに言われたくないよ」
 それもそうですね、と竜崎は人差し指の先をぺろりと舐めた。
「それではこう言いましょうか。夜神くんは、傷ついているんだと」
 そいつはもっと屈辱だ。



ふなむし     白月×L。部屋とふなむしと月L。甘いです。短編「ふなむし物語」とあわせて7P


 ベッドの上で膝をついて後ろから竜崎を抱いたまま、月は突然動かなくなった。
あまりにも長い間そのままじっとして動かないので、
「月くんもういったんですか?早いですね」
と半分本気で尋ねてみたら、軽く頭を殴られた。
「…まだだよ、馬鹿」


コバルト・ブルー    白月×L。やりまくりえろを目指してみた…が…ま… 8P

 咥内を侵す舌に舌を絡ませて、何度も何度も角度を変えて深く貪欲に貪り合う。濡れた粘膜が触れあう感触よりも、キスしている、という行為そのものを意識して身体の奥底に眠っていた鈍い快感が目を覚ます。
 熱に浮かされたようにぎごちなくボタンを外す手。首筋に口づける唇に敏感に反応してぴくりと動く細い喉。その喉から微かに漏れた熱い吐息に腰の奥でぬるりとした欲望が蠢いて、思わずごくり、と生唾を呑み込んだ。